子どもと神社との関わりを考えてみると、お宮参りや七五三など、子どもが主役の行事もあれば、初詣など家族で一緒に行くものもあります。
子どもが主役の場合、晴れやかな衣装に気分が乗る子もいれば、着慣れない衣装や退屈さに疲れてしまうこともあるでしょう。
改めて考えてみると、大人の都合で神社に子どもを連れて行かなくてはいけない場合が結構ありますね。
子どもにとって神社は、遊園地やゲームセンターなど何かしら楽しみがあったり、公園などと違って思いっきり走り回れるようなところでもないですから、できるだけ大人も子どももストレスを溜めずに気持ちよく参拝したいものですよね。
そこで神社参拝の前に子どもとやっておくべき3選をまとめてみました!
⒈目的とやることを先に子どもに伝えておく
あまり小さな子でなければ、その日に神社に行く目的をしっかりと伝えておきましょう。子どもは大人が思っている以上に、話せば伝わりますし、大人の話をよく聞いています。
七五三など子どもが主役の場合、着物が着れるというだけで行きたがる子は良いのですが、着たくない子や、当日の朝ボイコットする子も中には居ます。
その場合、「このきれいな格好で神社の神様のところに行って『こんなに大きくなりました。これからも元気で大きくなりますように』ってお参りして来よう。ちゃんと神様にご挨拶ができる子はこれからきっといい事があるよ」とか「お賽銭入れる係になってくれる?」などと言ってみるのも良いでしょう。
また、七五三などの行事ではなく、単に大人が参拝目的で神社に行く時も「ママはこの神社の、この部分が見たくてずっと行ってみたかったんだ。一緒に来てくれない?おみくじもあるよ」など、具体的に行きたい理由を伝えると、子どもは納得して、むしろ一緒に行きたいと言ってくれる場合も多いです。
ご祈祷を受ける場合は時間も長くなりますので、わかる範囲で滞在時間や終了時間などの予定も明確に伝えておきましょう。事前に伝えておくと子どももゴールが見えて安心します。
⒉トイレの場所を確認しておく
「こんな時に」という場面で「ママ、トイレ…」と言ってくるのが子どもです。
特に初詣など人が集中する時期に車で行く場合、混雑していてなかなか駐車場が見つからないことや、渋滞する場合もあり、トイレを探すのに一苦労なんてこともしばしば。
事前に神社のホームページでマップを調べ、全体像を把握しながら、トイレの場所を確認しておきましょう。慌ててトイレを探す負担が減り、トイレに行く時間も短縮できます。
家を出る前には必ずトイレを済ませ、神社に近づく前に寄れる駅やコンビニ、スーパーなどがあればそこでも寄るのが安心でしょう。子どもからトイレに行きたいと言わなくても、常に大人から誘うようにすると良いですね。
車の渋滞対策として、携帯トイレを購入しておくこともおすすめです。少し小さい子どもならトレーニングパンツなどの方が使いやすい場合もあります。あらかじめ車に常備しておくと安心です。
余談ですが、近年は地震が起こることも想定した方が良いでしょう。実際に私は、元旦の能登半島地震の際、初詣の帰り道のトンネルの中でした。すぐにトンネルから抜け出せたので良かったですが、反対車線は渋滞していたので、携帯トイレがあって安心しました。
⒊帰りの食事場所や遊び場を子どもと決めておく
子どもが神社に行ってつまらなくなってしまった場合でも、その次の目的地や楽しみがあれば大丈夫。これも是非子どもと一緒に決めてみてください。
子どもが好きな食べ物を食べる、おやつを買う、公園に行く、買い物をするなど。
神社から約束の目的地までの間、子どもが車の中で寝てしまわないように、なるべく近くでセレクトするのがおすすめです。
着替えも持って行きましょう。正装で行く場合は、服の着替えだけでなく履き替え用の靴も忘れずに。
ちなみにスピリチュアルの観点から、食事は神社のすぐ近くで取るのがおすすめです。参道沿いに飲食店やお土産物さんが並んでいることも多いと思いますが、そうでなくてもOK。
神社のなるべく近くの物をいただいたり、お金をおとすことで、より神社のパワーをいただけるそうですよ。
是非家族で楽しく神社参拝しましょう。