神社参拝や御朱印集めは普段からやっているけれど、実際のところ「御朱印をもらうタイミングは決まっている?」「お寺と神社の御朱印帳は同じで良いの?」「初穂料をお気持ちでと言われた時の金額は?」など疑問に思ったことはありませんか?
小さなことだけれど、子どもと一緒に参拝するのてあれば、大人として正しい方法で参拝したいですよね。今回はそんな気になるギモンをまとめてみました。
⒈御朱印の目的
御朱印はもともと、自分で書き写したお経をお寺に納めた証に頂くものでした。それがいつしか参拝することによって納経しなくてもいただけるようになり、その後神社でも始まったそうです。
ですから、あくまで御朱印は参拝の証。ただのスタンプラリーではありません。マナーとして参拝後にいただくようにしましょう。
いただける場所は、ほとんどの場合、御守りやお札を授与している授与所や社務所などです。自分の御朱印帳は書いてほしいページを開いてから渡しましょう。
⒉お寺と神社の違い
そもそもお寺と神社の違いはご存知でしょうか。お寺はインドから中国を経由して日本に伝わった仏様が祀ってあるところ、神社は日本古来の神様が祀ってあるところです。一般的に、お寺は救いを求めたり心を鎮めに行くところ、神社は開運やご利益をお願いに行くところとされているそうです。
それぞれ違いはありますが、ご朱印帳については、参拝した日付が記録されますし、お寺と神社のご朱印帳を分ける必要はありません。ただし、わかりやすく分けたいという方は別々に持つのも良いでしょう。
3.初穂料(御朱印の金額)
御朱印をいただく際にお支払いする初穂料は300〜500円が一般的。最近は豪華なものや季節限定など特別なものは1,000円以上するものもあります。いずれもあらかじめ参拝前に小銭を十分に用意し、お賽銭のほか、初穂料も1万円札などを出すことのないようにしましょう。
また、金額の設定がされていない御朱印もあり「お気持ちで」と言われる場合があります。その場合、金額に迷うようであれば300円か500円をお渡しすると良いでしょう。
⒋子どもとのマナー
御朱印をいただく際のマナーとして、当たり前のことですが、直接目の前で御朱印を書いてくださる場合、騒がず静かに待つようにしましょう。
混んでいる場合、待ち時間が長いこともありますので、お子さんは事前にお手洗いを済ませておくことも大切です。お子さんが疲れている場合や機嫌の悪い時は、無理に長時間待たず、その日はご縁がなかったということで諦めたり、書き置きの御朱印があればそれをいただいて待ち時間を短縮することもおすすめです。(帰宅後にご朱印帳に貼り付けます)
⒌トラブル防止策
ご朱印帳を番号札と引き換えに預けて書いていただく場合、戻ってきたご朱印帳が他の人のものと取り違えてしまうトラブルが起こる場合があります。
まず戻ってきたらすぐに自分のご朱印帳かどうか、中身を見て確認するようにしてください。たくさんの種類があるご朱印帳ですが、たまたま同じものを使用している方がいる場合もあります。
またこのような場合に備え、新しいご朱印帳を購入したらまず、自分の住所・名前・連絡先を記入しましょう。
大切な参拝の記録ですので、紛失しないよう事前の防止策が効果的です。
以上、御朱印集めについての疑問をまとめてみました。お子さんと楽しく御朱印集めをするための参考になれば幸いです。